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「連絡事項」カテゴリー記事一覧

【御連絡】「今昔マップ on the web」で「歴史的農業環境閲覧システム」が表示できなくなっています

注:当面、この記事は先頭に固定しておきます。最新記事は次の記事(06/03時点:「「歴史をひもとく藤沢の資料 7 遠藤地区」(藤沢市文書館)から(その3:「白旗勘定」について)」)からです。

2023/04/28追記:固定した記事のために最新記事に気付いてもらいにくい状況を考え、本文を追記に移動しました。


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「今昔マップ on the web」の引き継ぎ先が決まりました

昨年9月に「今昔マップ on the web」(以下「今昔マップ」)などの開発者である谷謙二さんがお亡くなりになったことを記事にしました。また、その後開発者のご遺族の方々と「今昔マップ」の存続に向けて動いていらっしゃる方々がいるとの情報を追記しました。それから半年ほどの間続報が出て来なかったため私も正直なところ気を揉んでいたのですが、3月26日に新たな動きがありました。

同日に東京都立大学南大沢キャンパスで催された「2023年日本地理学会春季学術大会」の場で、東京大学・空間情報科学研究センター(東大CSIS)が「今昔マップ」をはじめとする谷さんが開発されたソフトウェアの稼働するサーバの運営を受け持つ旨、同センター教授の小口 高さんから報告されました。






実際、現在「今昔マップ on the web」を見ると、谷謙二さんの名前の隣に生没年が追記されており(各ページのタイトル等、谷さんの名前の記されている多くの箇所にも同様の追記が見られます)、更に「研究室」のページには

本サイトの管理人であった谷謙二埼玉大学教授は2022年8月に逝去しました

と記載されています。東大CSISが維持管理していることを示すものは今のところ見られませんが、谷さん逝去後に初めて追記がなされたことで、後継の管理者がWebを更新できていることが確認できます。

追加の開発等は行われないとのことですので、「今昔マップ on the web」に更に過去の地形図が追加されたりする様な更新も行われないことになります。その点は特に「今昔マップ on the web」の対象になっていない地域には残念なことではありますが、現状でも過去の地形図相互の比較を行う上で大きな力となっている点は変わらないと思います。

まずは「今昔マップ on the web」の将来が担保されたことに感謝の意を表したいと思います。
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「今昔マップ on the web」開発者の方がお亡くなりになりました

21日の晩頃から、twitter上で「今昔マップ on the web」の開発者である谷謙二さん(埼玉大学教育学部 人文地理学研究室)がお亡くなりになったという情報が流れ始めました。御本人のtwitterも入院先のICUからの7月5日付けのツイートを最後に止まっています。公式と言える情報源が今のところ見当たりませんが、関係の深そうな方からのツイートも含まれていますので確定ということの様です。谷謙二さんの御冥福を御祈り致します。

本ブログでは「今昔マップ on the web」を事ある毎に利用させて戴いてきました。「迅速測図」こそ先行システムである「歴史的農業環境閲覧システム」と連携する形態をとっていますが、歴代の地形図をオンラインで閲覧できるだけではなく、特定の地点の地形図を、まるで地図を重ね合わせて透過させて見る様に見えやすく表示してくれる点では、大変重宝な閲覧環境を提供してくれるシステムになっていると思います。技術面では様々困難な面もあった筈ですが、利用している上ではその様な問題も少なかったと感じています。

大学の研究室での研究成果物として公開を続けられていたのでしょうが、無償で一般人からでもアクセス可能な環境として公開されていたことは大変にありがたいことでした。こちらからはブログ上で利用するに際しての技術的な問い合わせを幾度か行いましたが、都度真摯に御回答を戴くことが出来ました。今後も引き続き事ある毎に利用するつもりでいたのですが、主宰される方が急逝されたことで一気に今後がわからなくなりました。追って研究室に残られている方から発表があるのを待つより他ありませんが、これまでの経緯で「今昔マップ on the web」が大学のサーバではないことを見ていますので、そうなるとこのサーバとの契約が終了した時点でアクセス不能となる可能性が出て来ています。

希望を述べさせていただければ、一連の地形図は元々国が測量して製作してきた成果物ですから、その現在の形態である「地理院地図」に「今昔マップ on the web」が統合されるのが、現時点では最も自然な形ではないかと思います。勿論、研究室が引き継がれて研究を継続するために現形態が維持される等別の形でも良いのですが、多くの人が「今昔マップ on the web」を活用する様になっている現在、何とか消失だけは避けて欲しいものです。



追記(2022/09/23 19:30):その後twitter上に流れた情報によれば、現在遺族の方々とコンタクトを取りながら存続に向けて動いている方がいらっしゃる様です。どの様な形になるかはまだ不明ですが、ひとまず「今昔マップ on the web」の消失という事態は回避できそうです。


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短信:「神奈川県郷土資料アーカイブ」が「神奈川県立図書館デジタルアーカイブ」に統合されていました、が…

2016年に「神奈川県郷土資料アーカイブ」へのリンクをリンク集に追加しましたが、先日リンクのチェックを実施したところ、このリンク先が消失していることに気付きました。

行方を探したところ、「神奈川県立図書館デジタルアーカイブ」が県立図書館のサイト内に新設されていました。「利用案内」によると、

2020年度まで公開していた「神奈川デジタルアーカイブ(県立図書館分)」と「神奈川県郷土資料アーカイブ」を統合し、より見やすくリニューアルしました。

とのことで、「神奈川県郷土資料アーカイブ」の後継として新設されたことが記されています。

しかし、仔細に見ると「神奈川県郷土資料アーカイブ」がそのまま「神奈川県立図書館デジタルアーカイブ」に移行された訳では必ずしもないことがわかりました。例えば、以前「神奈川県郷土資料アーカイブ」中にあった「かながわの歴史文献55」は、「デジタルアーカイブ」ではなく神奈川県立図書館のこれまでの「刊行物」の方に収められました。更に、上記の記事で紹介した「相州大山」は現時点では公開の対象から外されてしまっています。こちらについては神奈川県立図書館に問い合わせたところ、今後の公開については検討中との回答をいただきました。

これを受けて、私のブログ内の旧「神奈川県郷土資料アーカイブ」及びそのコンテンツへのリンクについては、順次新たなリンク先を探してリンクを張り直すか、リンク撤去する作業を進めています。それまでは該当リンクはリンク切れの状態になっていますが、今しばらくお待ち下さい。
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短信

先月の短信以来、「今昔マップ on the web」へのリンク修正作業を断続的に続けて来ましたが、本日ようやくその作業を終了しました。

一方、「迅速測図」を表示させるために使ってきた「歴史的農業環境閲覧システム」へのリンクがまだ残っていますが、こちらが現在該当箇所を表示できなくなっていることに気付きました。こちらは「今昔マップ on the web」へのリンクの張り替え作業を引き続き続けます。
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