スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
  • にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 神奈川県情報へ
  • にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

↑「にほんブログ村」ランキングに参加中です。
ご関心のあるジャンルのリンクをどれか1つクリックしていただければ幸いです(1日1クリック分が反映します)。

blogramのブログランキング

↑ブログの内容を分析してカテゴライズするとの触れ込みでしたが…そちらはあまり期待通りになっていないですねぇ。
でも参照されている方が多い様ですので設置を継続します。

浦賀道から逸れて:上山口の棚田再訪と杉山神社

その10」の続きの区間を整理していて、阿部倉の付近で必要な箇所の写真を撮りそびれたと気付いたのと、もう少し分水界付近を歩いてみる必要があると感じたので、改めて出掛けることにしました。それであれば折角なので、以前行きそびれた上山口の棚田に立ち寄ってみようという気になり、阿部倉の手前でバスを降りることにしたのでした。

上山口の棚田:上方の公道より
上山口の棚田:上方の公道より
上山口の棚田:上方からの眺め
上山口の棚田:上方からの眺め


棚田上方の公道の位置
「その10」で紹介した1946年の空中写真1963年の空中写真で見られる通り、かつては三浦半島の山沿いには遥かに多数の棚田が作られていましたが、今ではこの上山田などに残るのみの様です。その中でもここは比較的広い区画が残っていて、かつての片鱗を窺うことが出来る様です。

もっとも、観光地化することで畦に外部の人が立ち入ってしまう悩みは大きい様で、至る所に「立入禁止」の札が立てられていました。私も公道からの撮影に留めましたが、こうした課題は外部から人が入って来る様になると共通して抱えるものではある様です。

上山口の棚田:急斜面の沢
急斜面の沢
この棚田を潤す川は数本あり、そのうちの最大のものは「大沢」と呼ばれています。流石に目視出来た水路は全てコンクリートで護岸工事を施されていましたが、この沢が昔からこの水田を潤してきた訳です。写真の沢はその西隣のものですが、急斜面を流れ落ちる水音が離れていても聞こえてきました。

因みに、この沢のすぐ近くでコジュケイの群れが茂みから逃げていきました。人気のない時間帯に私の様な人間が不意に現れたので驚かしてしまった様です。

上山口の棚田:蘖
棚田の蘖
この棚田の麓には手打ち蕎麦の店があって、私も撮影を始める前に立ち寄りましたがなかなかの繁盛振りでした。そこに訪れた人が駐車場から棚田の写真を撮る姿は見えましたが、流石にこういう季節外れにデジタル一眼レフ片手に上まで登ってくる人間は少ない様です。ただ、稲刈りが終わった後の(ひこばえ)を眺めるのもなかなか乙なものです。

水は殆どの棚田で抜かれていましたが、中に1枚だけ水を張ったままの棚田がありました。水鏡が撮れれば面白いかなと思ったものの、公道から離れていたので写真に收めることは出来ませんでした。

上山口の棚田:田に立てられたお供え
田に立てられたお供え
上山口の棚田:長ネギ
長ネギ

今年の収穫を終えた棚田のうち数枚に、恐らくは田の神への捧げ物の意でしょうか、藁を束ねたものを数本立ててあるのが見られました。神奈川県央では畦の片隅に刈り取った稲穂を立てているのを見たことがありますが、こうした風習はあまり距離を隔てていなくても違いが出て来るものなのだな、と思います。

傍らの1枚では長ネギが栽培されていました。

上山口・杉山神社:鳥居
上山口・杉山神社:鳥居
上山口・杉山神社:拝殿切妻の模様
上山口・杉山神社:拝殿切妻の模様

上山口・杉山神社の位置
杉山神社に移動です。境内の由緒書きによれば、明治8年に杉宮大明神から杉山神社に改められたことが記され、

新編相模国風土記稿に、杉宮村の鎮守なり、祭神詳ならず、昔、土人神像を海中より得たり、折しも除日(十二月末日)のことにて、歳終繁劇の間、杉葉を集めて仮に社の形をなして鎮座す、故にこの神号起これりと云ふ。

とあります。海からは大分隔たっているこの地が、街道を通じて海岸沿いの村々と繋がりを持っていたことが窺えます。

拝殿の切妻に波の絵らしきものが見えるのは、火除の(まじな)いでしょうか。

上山口・杉山神社:吽の狛犬と拝殿
吽の狛犬と拝殿
上山口・杉山神社:阿の狛犬と棚田
阿の狛犬と棚田
拝殿前の小柄な狛犬越しに。元宮は同じく境内の由緒によれば

是より南方四◯◯程の山中にあり

とのこと。棚田の後背の山中に海から得た祭神が祀られている、という辺りに、この鎮守に託された願いが見える気がします。



おまけ:
上山口にて:ノスリ?
上山口にて:ノスリ?
上山口から阿部倉に向けて移動を開始した際に、県道の上の電線に止まっていた猛禽類。恐らく白っぽい腹と茶色い背中からノスリかなと思うのですが、この姿だけではちょっと判断が難しいですね。仲間の声に反応していましたが、写真を撮り終わって私が先に向かおうとしたところで飛んでいってしまいました。



追記(2013/11/17):レイアウトを見直しました。

(2014/03/09):「国土変遷アーカイブ」が「地図・空中写真閲覧サービス」に統合されてURLが変更されたため、そちらにURLを変更しました。


スポンサーサイト
  • にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ
  • にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 神奈川県情報へ
  • にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

↑「にほんブログ村」ランキングに参加中です。
ご関心のあるジャンルのリンクをどれか1つクリックしていただければ幸いです(1日1クリック分が反映します)。

blogramのブログランキング

↑ブログの内容を分析してカテゴライズするとの触れ込みでしたが…そちらはあまり期待通りになっていないですねぇ。
でも参照されている方が多い様ですので設置を継続します。

この記事へのコメント

- YUMI - 2012年12月10日 17:45:48

こんにちは。
葉山は、三浦半島でも、鉄道がとおっていないから、比較的自然が残っているのでしょうかね。
以前は車でけっこう行きましたが、車を手放してから、葉山ご無沙汰です。
こちらの記事をみて、久しぶりに葉山に行ってみたくなりました。

- 季節(いま)を求めて(MorosawA) - 2012年12月10日 18:30:04

kanageohis1964さん、はじめまして。

先日は当方のブログにコメントいただき、ありがとうございました。

ちょっと拝見しましたが、うちの能天気なブログと違って本格的なブログなので驚きました。

今度いろいろ分からないことがあったら質問させてください。

- kanageohis1964 - 2012年12月10日 19:20:12

YUMIさん、コメントありがとうございます。

確かにこの辺は車以外では30分に1本のバス便を頼ることになりますし、設定されているハイキングコースなどもどちらかと言うと健脚向けの場所という印象が強いですね。この記事で訪れる人が増えるなら嬉しい限りです。

- kanageohis1964 - 2012年12月10日 19:23:57

季節(いま)を求めて(MorosawA) さん、こちらこそアクセスいただいてありがとうございます。円覚寺の綺麗な紅葉の写真にコメントさせて戴いたんでしたね。

こんな感じで文字だらけのブログですが、今後ともよろしくお願いします。

三浦半島 - 犬山にゃん太郎 - 2012年12月11日 16:20:25

三浦半島にこんな風景があろうとは想像もしなかったです。

ちょっと行ったら横須賀、鎌倉なのに、
信じられないくらい日本の原風景が残ってますねえ。

- kanageohis1964 - 2012年12月11日 17:54:55

犬山にゃん太郎さん、コメントありがとうございます。

まぁ、三浦半島のイメージってどうしても海岸沿いに集中していますから、内陸部の印象が薄いんでしょうね。京浜急行で行ける範囲だと宅地化された地域が多いですし…。

もっと南へ行くと今度は棚田じゃなくて畑作地になりますね。

トラックバック

URL :

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。