【武相国境】鎌倉市境北端より港南区境に達する所まで

前回の峠村の「例外」区間の先から再スタートです。



今回は地図へのズームインとズームアウトを多用するプレゼンにしてみました。国境を辿っている間はズームを使わず、国境を川沿いに離れる方向にはズームを挟んで移動することで、移動の意図をわかりやすくしてみようというのが狙いです。Google Maps並みにズームがスムーズに効くともうちょっと見やすくなるとは思うのですが、まぁ無いものねだりということで、それに近い動きにはなったと思います。

途中、大平山の辺りを含む鎌倉北部の尾根の話を出しましたが、これはこの周辺の川の流れ方を考える際には結構大事なポイントです。実際は反対側にも南北を隔てる尾根が伸びていて、ここを境に川の向きが変わって来ます。その辺は次回詳しく解説したいと思っています。

この鎌倉・横浜市境周辺は横浜市では最もまとまった緑地帯が残っている地域で、その点では昔からの武相国境の様子が窺える地域ではあるものの、やはり出来れば過去の資料と比較する方が良いかなとも思いました。しかし、明治初期の「迅速測図」では尾根筋を追うには向いていても武相国境が何処にあるのか線を追うのが大変です。図の左側に瀬上池や八軒谷戸があるのがわかりますか…?


(「今昔マップ on the web」より)


あるいは、なるべく古い航空写真で一帯の様子を掴むのも良いかも知れません。「国土変遷アーカイブ」から昭和23年(1948年)に米軍が撮影した写真のリンクを併せて置いておきます。この写真の左上が大船、左下が鎌倉という点を念頭に置いて、どの尾根が武相国境かを探してみて下さい。

http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=193002&isDetail=true


何れにしても、尾根筋は殆ど開発の手が付けられておらず、土地利用は専ら谷戸に集中していることがわかります。迅速測図の方には土地の利用用途が漢字1文字で記されているのですが、尾根筋は概ね「雑」と記されている様です。「雑木林」ということですね。「松」の字も見える様ですが、何れにしても森林になっていた点は今と変わらなかったのでしょう。

こういうプレゼンを作っていると、やはり実際に歩いてみないとと感じてしまうのですが、今回の区域の中で実際に訪れているのは滑川流域しかありません。何れ機会を作って行ってみるつもりではありますが、それまでは既に歩いた方のレポートを見て戴くことで代えたいと思います。

南横浜のグレートディバイディング・旧武相国境の全容


前回の記事を書いた際にお声をお掛けしたところ、ブログへのリンクを張って頂いてありがとうございました。



追記(2013/11/12):「歴史的農業環境閲覧システム」のリンク形式が変更されていたため、張り直しました。ズームの仕様も変わってしまった様なので、以前ほど拡大表示することが出来なくなっており、「八軒谷戸」の位置が探し難くなったのはちょっと痛いところです。お手数ですが現在の地図なども参考に場所を確認してみて下さい。
(2013/12/06):レイアウトを見直しました。
(2014/03/07):「国土変遷アーカイブ」が「地図・空中写真閲覧サービス」に統合されてURLが変更されたため、そちらにURLを変更しました。
(2015/11/22):「歴史的農業環境閲覧システム」へのリンクを、「今昔マップ on the web」の埋め込みに置き換えました。


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でも参照されている方が多い様ですので設置を継続します。

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